【2024.11.15(金) -17(日)】2024 MFJ公認 準国際競技会  第60回NGK杯鈴鹿サンデーロードレース 第4戦(最終戦)

2024 Race Report

2024 Race Report

2024 MFJ公認 準国際競技会 第60回NGK杯鈴鹿サンデーロードレース 第4戦(最終戦)

会場:三重県 鈴鹿サーキット 国際レーシングコース(1周5.821km)

日時: 11月15日(金) スポーツ走行        天候:曇りのち晴れ   コース:ドライ

    11月16日(土) 公式予選 天候:曇り時々雨 コース:ウェット

    11月17日(日) 決勝レース(10周)    天候:晴れ     コース:ドライ  

INT JSB1000クラス #75:ライダー 櫻山茂昇/マシン YAMAHA YZF – R1

NAT ST600クラス  #76:ライダー 小林玄太/マシン YAMAHA YZF – R6

結果:予選     #75 櫻山選手 18台中 7位(ベストタイム2‘29.319)

    決勝レース #75 櫻山選手 18台中 9位(ベストタイム2‘15’257)

予選     #76 小林選手 40台中25位(ベストタイム2’22.335)

決勝レース #76 小林選手 40台中38位(ベストタイム2’23.946)

日頃よりRPT(Racing Project Team)長野にご支援、ご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。おかげ様で今シーズンもオートバイによる長野県地域活性化を目指しRPT長野の活動を継続することが出来ました。多くの皆様に支えていただき心より御礼を申し上げます。新体制、新マシンになり迎えたシーズンも最終戦となりました。

◆金曜日特別スポーツ走行

 朝方まで雨が残り、一日曇りの天気となりました。NAT ST600クラスの走行では、濡れた路面がところどころ残り、いわゆるウェットパッチがあり、難しいコンディションとなりました。その中で精力的に走行を重ね、予選に向けたセットアップを行いました。

JSB1000クラスの櫻山選手は、昨年の鈴鹿8耐で負傷した右上腕骨折の抜釘手術を9月に受け、術後の回復が良好なことから復帰レースとなりました。マシンや、自身のコンディションを確かめながら、レースへ向けた準備を進めて行きました。

◆予選

 小林選手の予選は、昨日同様、若干のウェットパッチが残るコースでのアタックとなりました。コースオープン3分前からグリッドにスタンバイして、気合十分です。今回の予選は、2グループに分かれたため、比較的アタックし易くなりました。徐々にタイムを上げてAグループの中では、13位でフィニッシュとなりました。その後に、Bグループの走行があり、予選の総合順位は25位となりました。

櫻山選手の予選は、直前から雨が降り始め、小雨ではありますが濡れたウェット路面となりました。復帰レースということで、気合も入っていたのか、序盤からタイムを上げていき、一時は4位まで順位を上げました。予選後半は、他のライダーもタイムが上がり、予選順位は7位となりました。

◆決勝

決勝日の朝も前夜の雨によりウェットパッチが残っていましたが、徐々に晴れ間もあり11月とは思えない20℃を超える陽気となりました。

NAT ST600クラス小林選手は、25位から追い上げのスタートとなりました。スタートが決まり順調な出だしになったと思いきや、1コーナーで白煙を上げトラブルとなったマシンに、数台が巻き込まれる自体となり、残念ながら小林選手も犠牲になってしまいました。なんとかコースに復帰し、最下位からの追い上げ開始です。しかし、スタート時にクラッチのトラブルを抱えてしまい、我慢のレー スとなり、38位でフィニッシュ完走しました。

JSB1000クラスの櫻山選手は、抜釘手術後からの復帰レースということで、慎重なスタートを切り、オープニングラップを10位で通過します。その後はタイムを上げながら8位集団で走行を続けます。一時は追い上げもみせましたが、5周を経過した頃から、徐々にペースダウンし、後続車にもパスされてしまいます。それでも、粘りの走りを続け9位でチェッカーを受け完走しました。

◆ライダー 櫻山茂昇選手のコメント

いつもRPT長野にご支援、ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。今大会は、右腕の抜釘手術後の復帰レースとなりました。まだ、右腕が完全に完治した状態ではありませんでしたが、出来る限りの準備をして臨んだレースでした。感触的には、右腕にプレートが入っていた頃よりも、ライディングに集中して走ることが出来ました。しかし、レース後半は急激に右腕の握力が無くなってしまい、マシン操作に支障が出てしまう程でした。安全を考慮し、一瞬リタイヤも考えましたが、辛うじて右腕を動かすことが出来たので、集中し直しチェッカーを目指しました。そして、痛みを堪えながら、歯を食いしばって走り9位でチェッカー、おかげ様で完走することが出来ました。

今シーズンは僕のレースキャリアの中でも、本当に色々なことがあり、大変な状況でしたが、応援して下さる皆さまのご支援、ご協力により、目標を達成することが出来ました。心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。来シーズンも精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。

◆ライダー 小林玄太選手のコメント

  金曜日のフリー走行ではウェットパッチが残った路面に合わせることができず、思ったような走りはできませんでしたが、金曜の予選に向けてセッティングの確認をすることができました。

土曜日の予選ではフロントのサスペンションのセッティングを大きく変更して挑みました。セッション前半はフィーリングの違いに戸惑いましたが、慣れるにつれとても気持ちよく走ることができました。特にセクター1区間でベストを0.4秒も更新することができたが、他車両に阻まれタイムを出すことができませんでした。

決勝ではスタート後すぐにトラブルがあり、完走することで精一杯となってしまいました。最終戦ということで、1年の集大成ということでかなり気合を入れていましたが、あまりの悔しさで呆然としてしまいましたが、次の鈴鹿JP250 4時間耐久レースに参戦するため気持ちを切り替えて挑みたいと思います。