【2024.04.19(金) -21(日)】鈴鹿・近畿選手権シリーズ 第 1 戦 鈴鹿サンデーロードレース

◆金曜日特別スポーツ走行

レースウィーク最初の走行はドライ路面でしたが、風が強く走行ラインやコーナーリングの調整が難しいコンディションとなりましたが、＃75 号車、＃76 号車共に精力的に走行し予選へ向けたセットアップやマシンに慣れることを中心に 40 分間行いました。

◆予選

金曜日に続きドライコンディションとなりました。風は金曜日ほどの強さは無く、走行しやすくなっていました。

鈴鹿サンデーロードレースは地方選手権のため、全日本選手権とは違い予選は 20分間しか無く、短時間でタイムアタックをする必要があります。

＃75 号車櫻山選手は、コースイン3 周目にレースウィークのベストタイムを計測して 17 番手で終了しました。
＃76 号車小林選手も順調にタイムを上げて行きましたが 3 コーナーで痛恨の転倒をしてしまい惜しくも予選 18 位という結果でした。

◆決勝

ＮＡＴ ＳＴ６００の決勝レースは雨が降り出してしまいＷＥＴレースとなりました。
その中で＃76 号車の小林選手は好スタートを決め 10 番手ほどに順位を上げましたが、降雨が強まり液体漏れの車両がおり、多重クラッシュが発生してしまったため、赤旗中断となりました。

その後、レース再開は全体で最後のレースに回れてしまい夕方の雨の中難しいコンディションでしたが走り切り 12 位でチェッカーとなりました。

ＩＮＴ ＪＳＢ1000 の決勝レースは 30 分遅れのスタートとなりました。
＃75 号車の櫻山選手は、右上腕骨折からの復帰レースとなり、マシンも YAMAHA の YZF – R1 にスイッチしての初戦となりました。

スタートの出だしで遅れてしまいましたが、徐々にペースアップして順位を 17 位から 10 位まで順位を上げチェッカーとなりました。

30 秒加算ペナルティ

その後、スタート手順に問題があったとの指摘を受け、30 秒加算ペナルティを受けてしまい 14 位へ降格となりました。

競技規則の浸透不足によりこのような結果となり申し訳ございません。

◆ライダー 櫻山茂昇選手のコメント

いつも RPT 長野にご支援、ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。皆様のおかげ様で今シーズンも活動を出来ますこと心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

右上腕骨折から８か月ぶりの復帰レース

昨年の 8 月に右上腕骨折をしてから約８か月ぶりの復帰レースとなりました。
特別スポーツ走行から右腕の様子を見ながら走りましたが、特段の問題はなく決勝レースも走り切ることが出来てホッとしました。

タイムについては目標よりもだいぶ遅くなってしまいましたが、遅い原因はロガーデータ等で明らかになっていますので、改善を進めてＮｅｗマシンを早く乗りこなせるように精一杯頑張ります。

最後にチーム内で情報共有が徹底されておらず、ペナルティの処分を受けてしまったことは大変申し訳ございませんでした。

改めて競技規則を再確認し、情報共有を行い同じミスを繰り返さないようにいたします。
次戦へ向けチーム一丸となって頑張りますので、引き続きご声援をよろしくお願いいたします。

◆ライダー 小林玄太選手のコメント

今年初めてのレースとして、鈴鹿サンデーロードレース第 1 戦に参戦してきました。結果としましては、目標の 6 位入賞以上には届かず、悔しい結果となってしまいました。

セッティングの変更がいい方向に効いた

レース 1 週間前の練習走行からトラブルが続いてしまい走行時間が確保できず、準備不足な状態でレースウィークに入ってしましいました。次回以降そのようなことがないよう、改善する必要があります。

レースウィークに入り特別スポーツ走行では、前後のサスペンションのデータをもとに大きく変更してみました。

今までとは全く違う車両のような感覚ですが、安心して走ることができ、自信をつけることができました。

走行台数も多く思ったようなタイムで走ることはできませんでしたが、予選に向けていいイメージを持つことが出来ました。
予選では台数が多いため先頭を狙い走行を始めました。

前日の走行のイメージがあるので 1周目から気持ちよく走行出来ましたが、計測 2 周目に赤旗により走行が中断してしまいました。その間にサスセッティングの変更とタイヤの空気圧の微調整を行い予選が再開しました。

セッティングの変更がいい方向に効いたため、さらにタイムを出しやすい状態になったのですが、他車両に引っかかってしまいタイムが出せず焦りもあり転倒してしまいました。
しかし、今までにない乗りやすい車両に仕上げていただき、乗っていて楽しく決勝に向けてさらに自信のつく走行になったと感じます。

得意な雨のレースでしたが、

決勝では、雨の予報通りになりウェットレースで準備を進めました。しかし、レース開始後、他車両からのオイル漏れにより 10 台ほどが転倒してしまい、赤旗中断となってしましました。

レースはスケジュール最後に変更となり 6 周のみでの再開となりました、スタートでミスをしてしまい出遅れてしましました。

雨の走行は得意なので順位を上げたいのですが、雨量が多く巻き上げた雨により視界不良によりペースを上げることができませんでした。

徐々にペースを上げられ 8 台ほどパスしタイムもトップグループと遜色ないタイムまで上げられたのですが、6 周しかないため12 位でのチェッカーとなってしましました。

得意な雨のレースでしたが、思った順位には届かず悔しいと思いますが、これもいい流れを作れず予選でタイムを出せなかった結果だと感じます。

しかし、今回のレースではいつも以上に得られるものが多く、次回の走行が楽しみに感じます。次回は 5 月 5 日に開催されます sugo ロードレース第 1 戦に参戦します。

まともに走ったことのないサーキットですが、自分自身の力をつけるために出場しますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。